塚本邦雄歌集 星餐図
著者 塚本邦雄 発行者 渡邊睦久 発行所 人文書院 京都市下京区仏光寺通高倉西入 印刷所 内外印刷株式会社 製本所 坂井製本所 昭和四十六年十二月十五日印刷 昭和四十六年十二月二十五日発行 定価二千八百圓
…と奥書にはあるが、塚本邦雄だから当然すべて旧漢字。
扉裏に、編輯・装釘=政田岑生 と書かれています。
箱には帯とビニール・カバーがかけてあり、そのうえ表紙にもカバー。
萬歴赤絵 【定価二圓六十銭】 著者 志賀直哉 発行者 木田開 印刷者 正木正家 昭和十一年十一月十七日印刷 昭和十一年十一月廿三日発行 発行所 中央公論社
扉、目次とあって、その次のページに 「扉・函・背・文字 梅原龍三郎 /装幀 志賀直哉 /刻摺 深澤索一」と書かれている。
昭和十八年九月廿六日 初版印刷 昭和十八年九月三十日 初版発行 (三〇〇〇部)
定価 三圓 特別行為税相当額 十銭 売価合計 参圓拾銭 著者 折口信夫 発行者 米岡来福 印刷者 藤本鞏 配給元 日本出版配給株式会社 発行所 青磁社
背表紙は「釈超空」、奥書は「折口信夫」となっている。
写真は扉とカバー。箱は元々なし。表紙・扉・カバーを見ただけではエジプトの「死者の書」を彷彿とさせるが、中身は中将姫と当麻曼陀羅の物語。4葉の阿弥陀来迎図と1葉の当麻曼陀羅のモノクロ写真が所々にある。
表紙見返しとその裏の3ページ、裏表紙見返しからの3ページ、計6ページにわたって、王羲之『楽毅論』(餘清斎本)43行が載っている。小説となんらかの繋がりがあるのか、それとも単なる装幀デザインなのかは不明。
昭和十二年八月五日 印刷 昭和十二年八月十日 第一冊発行 (写真は第五刷 昭和十四年四月二十日 第五刷発行) 著作者 永井荷風 発行者 岩波茂雄 印刷者 白井赫太郎 印刷所 精興社 発行所 岩波書店
並本。扉の裏に「木村荘八 挿畫 永井荷風 装幀」とある。著者自装である。所々に載っている挿し絵が本の魅力を倍加させている。
考証永井荷風 昭和四十一年九月十日 第一冊発行 定価千三百圓 著者 秋葉太郎 発行者 岩波雄二郎 発行所 株式会社 岩波書店
永井荷風傳 昭和五十一年一月二十日 第一冊発行 著作者 秋葉太郎 発行者 和田欣之介 発行所 春陽堂書店
荷風外傳 昭和五十四年七月二十二日 第一冊発行 著作者 秋葉太郎 発行者 和田欣之介 発行所 春陽堂書
新考 永井荷風 昭和五十八年三月二十日 第一冊発行 著作者 秋葉太郎 発行者 和田欣之介 発行所 春陽堂書
いずれも硬い文章が延々とつづく本だが読みだすと止まらない魅力があるのは、ひとつは荷風、もうひとつは伝記だからだろう。荷風の伝記は一般の伝記の二倍も三倍もおもしろい。